工場が身近にある人にとっては当たり前のことを書きました。
地域柄で親や、親戚のほとんどが工場勤務と言う方もいれば、オフィスワークがほとんどの方もいるかと思います。
どんな方にもわかりやすく工場について紹介していきたいと思いますので、最後までお付き合いください。
そもそも工場とは何をするところ？
工場は製品をつくるための場所です。製品をつくる為に工場は存在しているのです。
大きな会社は、工場で製品を生産し、営業所から製品を販売までやっています。
いくら営業が上手くても、良い商品でなければ売れません。
全てのものは工場で出来ていると言っても間違いではないでしょう。
工場を持たない会社もありますが、自社で工場を持っていないだけです。必ず何処かの会社の向上に依頼して製品を作ってもらっているのです。
世の中に色々な形ある製品があるように工場にも色々な工場が存在します。
製品と言ってもハンドメイドのアクセサリーのように手軽に一人で作れるようなものから、自動車のように多くの人の手で作るようなものまであります
工場も同じように自宅にある小さい作業場や、東京ドーム100個分もの広大な敷地に存在する工場もあります。
工場の仕事内容を簡単に紹介
工場では製品をつくることですが、製品をつくる人もいれば、違う業務をしている人もいます。
メインの仕事は、もちろん製品をつくることです。工場の社員の7割～8割の人はものをつくることを仕事としています。
一般的にはものをつくることを仕事をしている人のことを製造員、作業員、ラインマン、オペレーターと呼ばれます。
製品をつくらない仕事は何をしているかと言うと、事務職、製品検査、製品出荷などの仕事があります。
製品をつくる為の工場ですが、実は製品をつくらない社員たちによって支えられて仕事をしているのです。
工場も会社なので、売り上げ管理、人事の仕事が無ければ会社が存続出来ません。
つくった製品に不具合が無いかチェックする為の検査する人も必要です。
製品を出荷する為のトラックの手配や、製品の出荷手配をする人も必要です。
この他にも工場内では様々な仕事をしている人が居ます。
この記事では簡単に説明していますので、詳しく知りたい人は↓の記事を呼んでみてください。
工場の製造以外の仕事を紹介。工場での仕事は製造だけではありません。
日本の工場は世界トップレベル
実は日本の工場は世界でもトップレベルなのです。
どういったことがトップレベルか紹介します。
まずは、工場の生産性が高いことです。
日本人のものをつくりこむ為の摺り合わせが得意なことが生産性に繋がっています。
日本語の改善と言う言葉は今では『カイゼン』として世界中の工場に広まっています。
トヨタが発信した工場改善が世界から注目されて広まっていったのです。
もう一つが、工場内がキレイに保たれていることです。
日本の工場では５Sと言うものが定着しています。
５Sとは？
- 整理 要るものと要らないものをわけること
- 整頓 ものの場所が決まっていて、キレイに並んでいること
- 清掃 ゴミが無く、汚れが無いキレイな状態になっていること
- 清潔 整理、整頓、清掃された状態が維持できていること
- 躾 整理、整頓、清掃、清潔ができている人を育てること
カイゼン、５Sのどちらもトヨタが広めたと言われています。
日本にはトヨタ関連の会社がたくさんあり、トヨタから影響を受けている会社も多く有ります。
それだけトヨタと言う企業が、世界にとっても日本にとっても重要な役割を果たしていることがわかります。
工場勤務のやりがい
工場勤務をしているなかではどういったやりがいがあると思いますか？
単純作業でやりがいなんて感じないと思う方もいるかもしれません。
しかし、工場でしか製品がカタチをつくっていく経過をみることが出来ません。
自分が働いたことでどれだけの製品をつくることができたかを目で毎日見れるのも工場の面白いところです。
営業や事務員では自分が仕事をすることによって製品がカタチになっていく気持ちはわかりません。
この感覚が工場のやりがいの一つです。
もう一つのやりがいは、自分がどれくらいの個数の製品をつくることができたかで、自分の成長を見れることです。
毎日同じようなことの繰り返しの人もいるかもしれませんが、そういった人こそ真剣に仕事に取り組むべきです。
真剣に働くことで、目に見えて仕事の成果が変わっていくので、やりがいを感じることが出来ます。
工場勤務の実態を経験談と紹介
工場勤務の実態を紹介します。
工場は様々ありますが、金属加工のように汚れてしまう職場が存在します。
仕事とは言え汚れることは気持ちがいいものではありませんよね。
他にも設計業務や、ライン業務についても紹介します。
金属加工の工場勤務の実態
汚れる仕事があると言うことも工場勤務の実態です。
私自身も金属加工をしたことがあるのですが、油や切り屑、加工液で汚れることが多くありました。
作業着が毎日汚れるので家で作業着を洗濯するのには本当に困りました。
会社によっては、職場に洗濯機が設置してある場合もあります。
汚れたくない人は金属加工を避けることをおススメします。
設計業務の実態
設計業務と言っても色々な製品の設計があります。
私も設計経験が4年あるのですが、私の職場は精神労働が多く、ストレスフルな毎日を送っていました。
上司とも上手くやれなかったので、わからない事が有るとちょっとしたことでも作業に時間がかかってしまいます。
お客様との連絡も仕事の一つだったので、お客様の都合で計画が潰れることも多々ありました。
工場＝単純作業と思う人もいますが、設計は全く違いますので、設計希望の方はご注意ください。
ライン業務の実態
私自身がライン業務の経験は無いのですが、ライン業務に密接した仕事の経験からお話しさせて頂ます。
ライン業務は楽なラインと、つらいラインがあります。
ライン業務でもボタンを押したら機械が全自動で動いてくれるので人が動くことがないラインもあります。
反対に、人がモノを動かしたり、作業をしなければならないラインもあるのです。
どちらが楽で、どちらが大変かは言わなくわかるかと思いますが、ボタンを押すだけのほうが楽に決まっていますよね。
3つの実態を紹介しましたが、工場は比較的働きやすい職場です。
仮に自分に合わないと思っても、工場内での配置展開の希望をだすことで、配置転換の可能性も有り得ます。
このようなリスクも考えると、工場勤務はなかなかメリットが多いと感じます。
工場の労働環境の実態については↓も参考にしてみて下さい。
工場の仕事内容のまとめ
- 工場は製品をつくる為の場所
- 工場では製品をつくる以外にも仕事はたくさんある
- 日本の工場生産レベルはトップレベル
- 工場勤務はやった分の成果が目に見えるのでやりがいを感じやすい
- 工場勤務の実態は多岐にわたるが、比較的働きやすい環境が整っている
- 工場勤務の経験談を紹介
工場について理解してもらえたでしょうか？
簡単な説明ですが、工場勤務についての概要はわかって頂けたと思います。
工場勤務の詳細については今後も更新していきますので是非お楽しみに！