求人内容に金型製造、金型設計と書いてあるのを見ますが、
金型って何?と言うかたも多いと思います。
ものづくりでは様々の金型が使用されています。
日本企業が金型をつくるのがとても上手いといわれています。
今回は金型についてはまとめてみます。
金型とは何か?
金型とは、その名の通りで金属で出来た型のことを総称します。
一番わかりやすい例が、たい焼きです。
たい焼きは、毎回同じ形になっていますよね?
金型を使用することで、毎回同じものを同じ品質で製作することができるのです。
たい焼きを金型を使用しなくでも作ることは可能だと思いますが、
あの形状を手作業のみで製作するのは大変ですよね?
複雑な形状を大量生産できるようにしたものが金型で、ものづくりの世界では
とても画期的な発想で生まれたものだと思います。
金型ってどんな種類があるの?
金型にはいくつか種類があり、金型を使って
たい焼きなどの食品や、プラスチック、金属などの
様々な材質の製品を生み出すことが出来るのです。
モールド金型
プラスチックの製品を製作するための金型を
モールド型(樹脂成型金型)と言います。
金型の中に溶かした樹脂を圧力をかけて流し込むことで、
製品をつくります。
プラモデルを製作しているのがモールド型です。
ランナーと呼ばれる細い樹脂が流れる道があり、
製品部に樹脂が流れるようになっています。
構造としては、固定された金型と、可動する金型の2つを
合わせた状態で溶かした樹脂を流します。
樹脂が冷えて固まったら金型を開き、製品を取り出します。
おもちゃから、家電、工作機械などの様々な分野で使用される部品が
モールド金型によって製作されています。
プレス金型
プレス金型とは、固定、可動の金型が合わさった際に、
金型の形に鉄板を抜き取るための金型です。
構造としては、紙にあなを空ける、
穴あけパンチやのようなものです。
鉄板に穴を空けたり、曲げたり、絞ったりして材料の形状を変形させます。
鋳造金型
鋳造とは、溶けた金属を型に流し込んで製品をつくることをいいます。
モールド型とは、溶かして流し込む材料が違うので区別しています。
鋳造には2つの種類の金型があります。
金型に直接アルミなどの材質を流し込むダイキャスト金型と、
砂で出来た砂型を作るための鋳造金型があります。
ダイキャストはモールド型と同様に使用します。
鋳造金型は砂を流し込み、砂型を成型するために使用する金型で、
実際に溶けた鉄を流し込むのは、砂型になります。
鋳造金型も、自動車部品や、工作機械などに多くのものに使われています。
まとめ
金型というものがどんなものなのか少しはイメージできたでしょうか?
すこしわかりにくかったかもしれないので、
今後は個別で詳しく金型についての記事を書きたいと思います。