メーカーとは一般的にモノやサービスを提供する会社のことを言います。
自動車メーカー、家電メーカー、食品メーカーなどとよく耳にしますが、モノを作っている会社のことを意味しています。
メーカーの製造員の募集の求人をよく見かけますが、いったいどういう仕事をするのだろう?と思う方が沢山いるかと思います。
大手のメーカーは、正社員、契約社員、期間社員のどれかは募集していることが多いです。
世界でもトップクラスの自動車メーカーのトヨタも常に人を募集しています。トヨタ自動車期間工募集
トヨタ以外でも期間工.jpと言うサイトで期間工の求人が多く掲載されています。期間工.jp
こういった現状はトヨタだけに限ったことではなく、現在日本のメーカーの工場ではどこの会社も人手不足なのです。
給料も求人票に書いてある条件はだいぶ良いように思えますが、実態はどうなっているのか紹介させていただきたいと思います。
私は現在メーカーで勤務しており、営業や、研修などで、大手電気機器メーカーの製造現場を数多く見てきました。私の知る【メーカーの仕事の実態】を紹介します。
何故そんなに人が足りないのか?どういう人を求めているのか?
何故そんなに人を募集しているのでしょうか?
大手企業であれば、毎年新入社員を採用しているのだから人手不足とは無縁なのでは?と思いますが、現状は毎年人を増やしても足りないのです。
元々人が少ない中で、補いとして派遣や、期間工を採用しているのですが、期間工や派遣は期限があったり、辞めてしまう人も多いので常に募集をかけなければ人を維持出来ないという問題が有ります。
人手が不足してるなかで、事業拡大により更なる増員をしなければならない会社も多いのです。
メーカーで不足している求人内容は、ほとんどが製造員です。製造員、オペレーター、作業員、検査員など色々な呼び方がありますが、主に製品の生産に直接関わる仕事がほとんどです。
製造業なので、職場は基本的に工場内になります。
工場と一口に言っても、クリーンルームのようなチリ一つも無い工場もあれば、細かい粉塵が空気中に飛散しているような工場など作業環境は生産している製品によって大きく異なります。
大手メーカーの工場での具体的な仕事内容を紹介します。
私が見て来た電気機器メーカー
今回紹介する電機機器メーカーとは、具体的に名前をあげると、ソ○ー、パ○ソニック、○セラ、ア○プス、○ルパイン、○空電子、ヒ○セなどの仕事内容をもとに紹介します。
今回の記事では、上記の会社の業務を見た中で、共通していることについて紹介します。
個別の詳しい会社の情報は下記のサイトに口コミとして、内部からの意見を見ることが出来ます。
口コミ投稿150文字以上で39日間無料で口コミを見ることが出来ます。
口コミを投稿するのがめんどうだと思う方は、980円を支払うと39日間口コミを見ることが出来ます。
口コミの数は少ないが、口コミの閲覧制限がないのがおススメです。
会社評価レポートを記入すると無料で口コミを見ることができます。
ただし、無料閲覧期間があるので会社評価レポートを記入後、口コミを書かなくても、月額1000円で口コミをみることができます。
電気機器メーカーの作業環境はかなりキレイ
電気機器の製造と言うことで、異物混入や品質維持の為に工場内はかなりキレイです。
大手メーカーであればあるほど、工場の整理整頓がシステム化されているため、常にキレイな状態が維持管理されるようになっています。
具体的に言うと、仕事で使用する道具は置き場が決まっており、決まった置き場にしか戻せないようになっています。
置き場が決まっているので、新人でも間違えることなく道具を同じ場所に片付けられるようになっています。
モノの置き場が決まっており、わかりやすいと言うメリットがありますが、デメリットとしては堅苦しいと思う方もいます。
働いている人はどんな人が多いか?
大手企業は大卒と言うイメージが多いと思いますが、工場で製造業務を行っている方たちは、ほとんどが地元出身の高卒です。会社の規模によっては、寮が完備されており、県外から高卒で就職する人も多いです。
設計、開発、品質保証部門などは、大卒のみと言うのが平均的な組織の有り方だと感じます。
派遣や契約社員の方も多く在籍していて、契約社員から正社員になる人も多数居ます。
珍しいケースではありますが、期間工から正社員になるチャンスもありますし、派遣から社員になり、中間管理職まで上り詰めたと言う事例もあります。
どのような仕事をするのか?
電気機器といっても、様々な製品があるので大きく分けた仕事内容を紹介します。
樹脂成形部品の製造
金型と成型機と呼ばれる設備を使用し、同じ形の製品を大量に作る仕事です。
高精度で同じ形状を大量に生産できる為、様々な用途に使用される製品が製造できます。
製品が自動で生産されるので、設備へ材料供給や、製品取り出し、製品の検査が仕事内容となります。
製品の大きさも、形も様々ですが、電気機器メーカーの場合は、手で持てるサイズの製品を扱うことのほうが多いです。
設備が製品を生産してくれるので、あまり重労働と言う作業はありません。
体力に自身がない方にもおススメできる仕事です。
専門的になりますが、こちらのサイトでプラスチック成型作業についてマニアックに紹介されてあるので興味のあるかたは是非見てください。plastic fan
プレス金型による金物製作
プレス金型で、金属を成型します。
簡単なイメージで言うと、クッキーの生地(鉄などの材料)から型(金型)を使ってクッキー(製品)の形を抜き取る作業です。
金属などの材料を金型を使用して切断したり、曲げたりして同じ形の製品を大量に作る仕事です。
樹脂に比べると、金属のほうが重量があるため、やや重労働になります。
組み立て工程
いくつかの部品を組み合わせて一つの製品をつくる作業です。自動機を使用し、機械が組み立ててくれる場合と、人の手によって組み立てられるものがあります。
ほとんどの場合が自動機をつかったライン生産なので、人の手で組み立てると言うのはほんの一部にしかすぎません。
機械を使用して大量生産するのが大手企業の強みですからね。
オフィス=精神労働 工場=肉体労働?
イメージとしては、オフィスでの労働は肉体的な疲労は少ないが、精神的な疲労が多いと言うのが一般的ではないでしょうか。
オフィスでも長時間労働で、不休で働いているケースもあるので肉体的にも精神的にも疲労している方もいると思います。
逆に工場では、ストレスは無いけど肉体的に疲れると言うケースが多いと思います。
しかし、職場によっては、不具合解決や、改善活動などに取り組み、精神的にも肉体的に疲労している方もいます。
一概にオフィスだからこう!
工場だからこう!と言うのはありえません。
あなたが働きたい理想の職場がきっと見つかるはずなので、自分のなかでどうゆう環境で働きたいたいかを具体的にイメージすることが大事です。
電気機器メーカーに転職するにはどうすればいいの?
転職はタイミングが最も重要です。自分が希望する求人内容にピッタリな求人が常にあると言うことは少ないです。
応募したい求人が突然現れても、履歴書や職務履歴書などの書類の準備が整っていなければ書類審査を通るとこも
難しいでしょう。
事前準備をしっかり行い、あとは求人を待つだけ!と言う状態にしておけば
必ず希望にピッタリ合う転職が出来るはずです。
転職先を探す方法としておススメなのが、転職エージェントを利用することです。
職務経歴書などの必要書類を事前に準備をしておけば、希望する条件が合ったときにエージェントが連絡をくれるので、求人を見逃すこともありません。
しかも、毎日求人情報をチェックする時間も省けるので時間の無い人はエージェント登録をしておくと、タイミングを逃さずに転職のチャンスをつかむことが出来ます。